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一撫
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ひとな
ふりがな文庫
“
一撫
(
ひとな
)” の例文
(
可懐
(
なつかし
)
いわ、若旦那、盲人の悲しさ顔は見えぬ。触らせて下され、つかまらせて下され、
一撫
(
ひとな
)
で、撫でさせて下され。)
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
と、大高源吾は、ほっと胸を
一撫
(
ひとな
)
でした心地だった。それからも、
訪
(
おとな
)
うたびに、心づけを贈った。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
祖父は最後にこう呟いて、真赤にやけた向こう
脛
(
ずね
)
を
一撫
(
ひとな
)
でして腰を伸ばした。そして、菊枝を蹴起こしてやるというような意気込みで、彼女の寝ている部屋に這入って行った。
緑の芽
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
こう言って津村検事はハンカチで額を
一撫
(
ひとな
)
でして、ちょっと署長のほうを振り返り、次に山本医師の顔を眺めた。両者とも異議がなかったと見え、ただ肯定的にうなずくだけであった。
愚人の毒
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
河田が「臼」を
一撫
(
ひとな
)
でした。
工場細胞
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
撫
漢検準1級
部首:⼿
15画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥