トップ
>
一当
>
ひとあ
ふりがな文庫
“
一当
(
ひとあ
)” の例文
旧字:
一當
残りし
一人
(
ひとり
)
が又々
抜刀
(
ぬきみ
)
を取直し、「無礼なやつ」と打掛る下を潜って
一当
(
ひとあ
)
て当てますと、
脂
(
やに
)
を
甞
(
な
)
めた蛇のように身体を反らせてしまいました。
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「稲葉山の斎藤
義龍
(
よしたつ
)
どの、にわかに病んで死んだという密報がはいったのだ。そこで嘘か
実
(
まこと
)
か、小当りに
一当
(
ひとあ
)
て
襲
(
よ
)
せてみよというので、にわかな出陣なのだ」
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「はるかに、山また山を越えてきた佐々の軍勢。おそらくは、まだ、瀬ぶみ程度で、真の備えは、取れていまい。——
一当
(
ひとあ
)
て、当てて、かれの攻勢を試してみん」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「魏延、一手を引いて、桃葉の
渡口
(
わたし
)
を見てこい。ただ
一当
(
ひとあ
)
てして、彼の勢いを測ってくればよいぞ」
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
当
常用漢字
小2
部首:⼹
6画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥