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一廉
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いつかど
ふりがな文庫
“
一廉
(
いつかど
)” の例文
師匠の左内は四十前後で、色の黒い、眼の鋭い、筋骨の逞ましい、見るから
一廉
(
いつかど
)
の武芸者らしい人物であった。
半七捕物帳:48 ズウフラ怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
親代々家禄で衣食した士族
出
(
で
)
の官吏の家では官吏を最上の階級とし、官吏と名が附けば
腰弁
(
こしべん
)
でも
一廉
(
いつかど
)
の身分があるように思っていたから、両親初め周囲のものは皆二葉亭の仕官を希望していた。
二葉亭四迷の一生
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
同じく大椀に添へ
山葵
(
わさび
)
大根
葱
(
ねぎ
)
海苔
(
のり
)
等藥味も
調
(
とゝの
)
ひたり蕎麥は定めて太く黒きものならん
汁
(
つゆ
)
の
醎
(
から
)
さもどれほどぞと
侮
(
あな
)
どりたるこそ耻かしけれ篁村
一廉
(
いつかど
)
の蕎麥通なれど未だ箸には掛けざる妙味切方も細く手際よく
汁加减
(
つゆかげん
)
甚はだ
佳
(
よ
)
し思ひ寄らぬ珍味ぞといふうち膳の上の椀へヒラリと蕎麥一山飛び來りぬ心得たりと箸を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
廉
常用漢字
中学
部首:⼴
13画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥