“腰弁”の読み方と例文
旧字:腰辯
読み方割合
こしべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
クライブは不良少年で親ももてあました、それでインドへ追いやられて会社の腰弁こしべんになってるうちに自分の手腕をふるってついにインドを
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「私はこの通り腰弁こしべんで、大した事は出来ませんが、お金ですむ事なら、八所借やところがりをしても間に合せましょう——そんな事ではありませんか?」
悪人の娘 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「おれみたような腰弁こしべんは、殺されちゃ厭だが、伊藤さんみたような人は、哈爾賓ハルピンへ行って殺される方がいいんだよ」と宗助が始めて調子づいた口をいた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)