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一壜
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ひとびん
ふりがな文庫
“
一壜
(
ひとびん
)” の例文
葡萄酒
(
ぶどうしゅ
)
は
一壜
(
ひとびん
)
きりで、それも
怪
(
あや
)
しげな、
頸
(
くび
)
のところがふくれ返ったどす黒い
代物
(
しろもの
)
で、中身はプーンと
桃色
(
ももいろ
)
のペンキの
臭
(
にお
)
いがした。もっとも、誰一人それは飲まなかった。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
「ボラギノール
一壜
(
ひとびん
)
で、君があんなに器用な真似をするとは思わなかった」
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
世界の
如何
(
いか
)
なる片隅をも
我家
(
わがや
)
のように楽しく談笑している外国人の中に交って、自分ばかりは唯独り心淋しく傾けるキァンチの
一壜
(
ひとびん
)
に年を追うて漸く消えかかる遠い国の思出を呼び戻す事もあった。
銀座
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
壜
漢検1級
部首:⼟
19画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥