“乳屋”の読み方と例文
読み方割合
ちちや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
別荘へは長男かしらわらべが朝夕二度の牛乳ちちを運べば、青年わかものいつしかこの童と親しみ、その後は乳屋ちちや主人あるじとも微笑ほほえみて物語するようになりぬ。
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
葬式の五日目に、話題に上った上祖師ヶ谷の行衛不明の兵士の消息を乳屋ちちやが告げた。兵士の彦さんは縊死いっししたのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
深川の乳屋ちちやも知ってる人と見え、やあとあいさつして遠慮えんりょもなくあがってきた。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)