“マルセイユ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
馬耳塞54.5%
馬塞18.2%
馬塞耳9.1%
馬耳塞朝刊9.1%
馬賽口9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手籠を持った馬耳塞マルセイユ人——それぞれクッションのバネのすべらかな動揺につれて、ひっきりなしに飛びあがりながら眠りこけているうちに、漫然と介在した若い男女の東洋人
馬塞マルセイユの船乗りエドモン・ダンテス殿は結婚の席からデイエップの要塞牢獄ようさいろうごくへ投ぜられ、わがおせん嬢の花婿は祝言の盃の途中で天床へ逃亡めされた。
蘇士スエズから上陸して蒸気車に乗て、埃及エジプトのカイロ府につい二晩ふたばんばかり泊り、それから地中海に出て、其処そこから又船に乗て仏蘭西フランス馬塞耳マルセイユ、ソコデ蒸汽車に乗て里昂リオンに一泊、巴里パリに着て滞在およそ二十日
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
夕刊ニースル・ニソア」と「馬耳塞朝刊マルセイユ」に大きな新聞広告を出して、三日の間待っていたが、ただの一人も、それを見たと申出るものがなかった。
墓地展望亭 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
(光緒己丑三月、英倫イングランドの務めを終えて東へ帰る、法国フランス馬賽口マルセイユより船に乗る、日本井上甫水兄に遇う。また欧州より東へ帰る者である。舟帆(篷は舟の苫)をかたわらに筆談す。
欧米各国 政教日記 (新字新仮名) / 井上円了(著)