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馬耳塞
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マルセイユ
ふりがな文庫
“
馬耳塞
(
マルセイユ
)” の例文
此より拿破里にゆきて、ヱズヰオに登り、汽船にて
馬耳塞
(
マルセイユ
)
に渡り、南佛蘭西を遊歴すべしとなり。士兵八騎はいかめしく物具して至れり。馭者は鞭を
揮
(
ふる
)
へり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
手籠を持った
馬耳塞
(
マルセイユ
)
人——それぞれクッションのバネの
滑
(
すべら
)
かな動揺につれて、ひっきりなしに飛びあがりながら眠りこけているうちに、漫然と介在した若い男女の東洋人
ノンシャラン道中記:03 謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻――
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
どういうものか最初から私を「
馬耳塞
(
マルセイユ
)
から脱船してきた下級船員」に決めてかかっていたのだ。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
五月八日 午前十時、
馬耳塞
(
マルセイユ
)
著。郵船会社に立寄り箱根丸乗船。山下馬耳塞領事来船。四時出帆。友次郎は山下領事等と共に波止場に立ち長く見送る。港内にて清三郎乗船の
筥崎丸
(
はこざきまる
)
と行違ふ。
五百五十句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
馬耳塞港夜景(
馬耳塞
(
マルセイユ
)
港の夜景)
南半球五万哩
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
▼ もっと見る
のみならず、それ以来、妄覚に悩まされ、白昼、幻を見るような不安な容態になったので、本意ではなかったが一旦帰国することにし、十一月の末、
馬耳塞
(
マルセイユ
)
から船に乗った。
湖畔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
これくらいなら「
馬耳塞
(
マルセイユ
)
でいぎりすの石炭船から脱船」しなけりゃ
宜
(
よ
)
かったと思ったほどだ。
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
馬耳塞
(
マルセイユ
)
でもリスボンでもハンブルクでもリヴァプウルでも、未知の日本人——そして日本帝国外務大臣発行の旅券を持たない人々——のあいだの最初の会話は、魔窟でも酒場でも波止場でも
踊る地平線:06 ノウトルダムの妖怪
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
塞
常用漢字
中学
部首:⼟
13画
“馬耳塞”で始まる語句
馬耳塞朝刊
馬耳塞聖舎婁