“ハヒ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はひ
語句割合
匍匐40.0%
這入20.0%
破扉20.0%
逶迱20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隠士ヨステビト(?)も、市の大路オホヂ匍匐ハヒならび、をろがみマツる 雲の上人
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
たゞ一刻ばかり前、這入ハヒりの戸を揺つた物音があつた。一度 二度 三度。更に数度。音は次第に激しくなつて行つた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
踏み越えても這入ハヒサウに見える石垣だが、大昔カハされた誓ひで、目に見えぬ鬼神モノから、人間に到るまで、あれが形だけでもある限り、入りこまぬ事になつてゐる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
徹夜ノ西風ハ破扉ハヒユルガ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
おそろしき世の人言にくらぶれば、逶迱ハヒいづる虫の 口はものかは
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)