“ハジメ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はじめ
語句割合
太初42.9%
14.3%
14.3%
元始14.3%
開闢14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古代日本人の信仰生活には、時間空間を超越する原理が備っていた。呪詞の、太初ハジメに還す威力の信念である。このことは藤原の条にも触れておいた。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
週期的に、この国を訪づれることによつて、この世の春を廻らし、更に天地のハジメに還す異人、又は其来ることマレなるが故に、まれびとと言はれたものである。
其宮廷の祭に於いても、主上が人々の上に臨んで宣布せられる詞章は、ハジメに、一度来臨した尊いまれびとの発言せられた、と信じられて来たものなのである。
星出さんの息子はハジメというのです。中條を何度直してやっても中将とかいて来るのよ。
いつでも、元始ハジメに戻る唱へ言をするから、其度毎に、新しい人になつて、永久不滅の命を得るのである。武内宿禰が、三百余歳の寿を保つたといふのも、其である。
神道に現れた民族論理 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此大倭国者天地開闢ハジメヨリ以来黄金人国(用理)献言有(登毛)斯地者無物念(部流仁)聞看食国中東方陸奥国守従五位上百済王敬福部内少田郡黄金出在奏献。