“ヌキ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぬき
語句割合
42.9%
42.9%
緯木14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家の庭苑ソノにも、立ち替り咲き替つて、栽ゑ木、草花が、何処ドコまで盛り続けるかと思はれる。だが其も一盛りで、坪はひそまり返つたやうな時が来る。池には葦が伸び、蒲がき、ヌキんでゝ来る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此式は国頭クニガミ地方に多いが、外の地方は、大抵屋根は瓦葺き、柱は厚さの薄い物に、ヌキを沢山貫いて、柱間一つだけを入り口として開けてゐる。勿論丈も高くなつて、屈むに及ばない。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ヌ 一人持ち提灯 額の下、第一の緯木ヌキの上下に、直角にさした腕木の間に吊るので、此提灯を始め、提灯といふ提灯は皆、町々チヤウ/\の紋を描く定めである。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ワ 緯木ヌキ 明治以前は七本、以後は九本になつた。
だいがくの研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)