“ストレイシープ”の漢字の書き方と例文
語句割合
迷羊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三四郎は思はずかほあといた。ヘリオトロープのびん。四丁目の夕暮ゆふぐれ迷羊ストレイシープ迷羊ストレイシープそらにはたかい日があきらかにかゝる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かつて美禰子と一所に秋のそらを見た事もあつた。所は広田先生の二階であつた。田端たばたの小川のふちすはつた事もあつた。其時も一人ひとりではなかつた。迷羊ストレイシープ迷羊ストレイシープくもひつじかたちをしてゐる。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
三四郎はなんとも答へなかつた。たゞくちうち迷羊ストレイシープ迷羊ストレイシープと繰りかへした。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)