“ストレイ・シープ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
迷える子33.3%
迷羊33.3%
迷える羊33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
迷える子ストレイ・シープという言葉はわかったようでもある。またわからないようでもある。わかるわからないはこの言葉の意味よりも、むしろこの言葉を使った女の意味である。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
迷える子ストレイ・シープ」と美禰子が口の内で言った。三四郎はその呼吸いきを感ずることができた。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
田端たばたの小川のふちにすわったこともあった。その時も一人ではなかった。迷羊ストレイ・シープ迷羊ストレイ・シープ。雲が羊の形をしている。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ヘリオトロープのびん。四丁目の夕暮。迷羊ストレイ・シープ迷羊ストレイ・シープ。空には高い日が明らかにかかる。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
美禰子が夕映を眺めながら謎のように迷える羊ストレイ・シープというひとりごとをくりかえすのをきいた。
田端の汽車そのほか (新字新仮名) / 宮本百合子(著)