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『田端の汽車そのほか』
ふりがな文庫
『
田端の汽車そのほか
(
たばたのきしゃそのほか
)
』
東京に対する空襲ということが段々まじめに考えられるようになってから、うちではよく夕飯後に東京地図をもち出した。その頃もうわたしは目白の家をひきあげて友人がそこに住み、本郷の弟の家に暮しはじめていた。 弟の一家は三人の子供に夫婦ぎりであるけれ …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「婦人」創刊号、1947(昭和22)年7月発行
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約29分(300文字/分)