“ゐねう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
囲繞57.1%
圍繞42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ペエテルブルクに在りし間に余を囲繞ゐねうせしは、巴里絶頂の驕奢けうしやを、氷雪のうちに移したる王城の粧飾さうしよくことさらに黄蝋わうらふしよくを幾つ共なくともしたるに、幾星の勲章、幾枝の「エポレツト」が映射する光
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
渠は斯の如く人間の最上府を囲繞ゐねうして、而して人間の結托せる社会を鎮護せり。社会と名づけ、国家と呼ぶも、要するに個々人間の最上府が、自由の意志を以て相結托せる衆合躰に過ぎざるなり。
思想の聖殿 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
ペエテルブルクに在りし間に余を圍繞ゐねうせしは、巴里絶頂の驕奢を、氷雪の裡に移したる王城の粧飾、ことさらに黄蝋の燭を幾つ共なく點したるに、幾星の勳章、幾枝の「エポレツト」が映射する光
舞姫 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)