“わずらひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
命惜まぬ客人よ。生くといふには種々あり。少年の心は物に感じ易しといふに、吾黨がかくわずらひなくさはりなき世渡するを見て、羨ましとは思はずや。
車主エツツリノは顧みて、否、盜人ぬすびとの巣なり、警察のわずらひ絶ゆる間なければとて、一たび市民の半を山のあなたにうつし、その跡へは餘所より移住せしめしことあり
私宅老妻は無事、おきやうとかくわずらひ申候。夏も秋もさむく候。此比このころ楊皮やうひ蕃名ばんめいキヤキヤとか申候)柴胡さいこ鼈甲等入候和解之剤たべゐ申候。堯佐妻げうささいもと無病人むびやうじん、寒邪に壮熱、其のち腹痛等にて打臥候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)