“りゅうどすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竜吐水54.5%
龍吐水45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荒削あらけずりの巨大な柱がすすけた下に、大寺院の庫裡くりで見るような大きな土竈へっついがある、三世紀以前の竜吐水りゅうどすいがある、漬物の桶みたようなのがいくつもころがっている。
鳶口とびぐち、木製の竜吐水りゅうどすい、強がりは清正のかぶと、銀紙の名刀、神楽の面は木彫の上物もあって、外道げどうひょっとこ、天狗、狐乃至は素盞嗚尊すさのおのみことなどすばらしい出来
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
煙火はなびのように地上をぶん廻り、切り口から、龍吐水りゅうどすいからほとばしる水のように、血が迸り、紙帳へかかるのが見えた。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
長い塀がつづいて、納屋なやのような建物の天井に龍吐水りゅうどすいの箱や火事場用の手桶なぞがつってあった。
抱茗荷の説 (新字新仮名) / 山本禾太郎(著)