“りうん”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
李雲	33.3%
利運	33.3%
理運	33.3%

李雲

おれにとっては、師匠にあたる李雲（りうん）さんを、あのままには捨てておけねえ。いや、李雲先生の酒だけには、しびれ薬を

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「いまそれぞれに役割を付けて申し渡す。——楊林（ようりん）、薛永（せつえい）、李雲（りうん）、楽和（がくわ）、それと湯隆（とうりゅう）。そしてもう一名戴宗（たいそう）も。——ずっと揃ってここへ列（なら）んでくれい」

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

利運

送りしが或日番町邊（ばんちやうへん）の屋敷（やしき）の中間部屋（ちうげんべや）に小博奕（こばくち）ありて不※（ふと）立入しに思ひの外利運（りうん）を得たり素（もと）より好（この）む道なれば其後は彼方此方と博奕場（ばくちば）を

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)

理運

忠相（たゞとも）段々聞（きか）れける所紀州殿（きしうどの）方甚（はなはだ）非分（ひぶん）なりとてあきらかに取捌（とりさばき）けり只今までの奉行（ぶぎやう）いかなれば穩便（をんびん）にいたし置けるにや幸ひに越前守相糺（あひたゞ）すべきなりとて紀州（きしう）の方まけと成て勢州山田方理運（りうん）甚だしかりき爰（こゝ）において年頃（としごろ）のうつぷんを

大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)