“らんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嵐山50.0%
蘭山40.0%
乱山10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その鼻を廻ると嵐山らんざんどす」と長いさおこべりのうちへし込んだ船頭が云う。鳴るかいに送られて、深いふちすべるように抜け出すと、左右の岩がおのずから開いて、舟は大悲閣だいひかくもとに着いた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
たとえば蘭山らんざん先生の前出の書などは、薏苡のもくの下に食えるのを二種、食用とせぬもの二種を列記し、後者は宿根であって荒野に自生し、大きく皮いたって硬く
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
乱山らんざん重畳ちょうじょう草鞋わらじ穿けぬ人の通るべき道ではない。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)