“よくしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慾心55.6%
欲心33.3%
翼臣11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、燻製肉の代償だいしょうを欲しているわけでもない。慾心よくしんで、それを造ってあげようというのではない」
こうなると、幸作こうさくは、きゅう欲心よくしんこりました。あのとき、もう一包ひとつつみもっておけばよかった。そうすれば、自分じぶんむらじゅうでだい一の金持かねもちとなったのだとおもいました。
金銀小判 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかるにその翼臣よくしんたるそれがしはいが、いち早くおごりを示し人民の範たることを打ち忘れ、政治まつりごとを怠りなどしていたら、せっかく、わが君の大業もここに挫折するやも知れません。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)