“よあか”の漢字の書き方と例文
語句割合
夜明100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本堂の廊下には此処ここ夜明よあかししたらしい迂散うさんな男が今だに幾人も腰をかけていて、その中にはあかじみた単衣ひとえ三尺帯さんじゃくおびを解いて平気でふんどしをしめ直しているやつもあった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「ぬばたまの夜明よあかしも船はぎ行かな御津の浜松待ち恋ひぬらむ」(巻十五・三七二一)、「大伴の御津のとまりに船てて立田の山を何時か越えかむ」(同・三七二二)とあるのは
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
わっちが上野の三橋側の夜明よあかしの茶飯屋のところで、立派な身形みなり新造しんぞが谷中長安寺への道を聞いてるんで、てっきり駈落ものとにらんで横合から飛び出し、私もね
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)