“やぶん”の漢字の書き方と例文
語句割合
夜分100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やかた屋根やねうづまいてかゝりますと、晝間ひるま寢床ねどこ——仙人せんにんよるはいつでも一睡いつすゐもしないのです、夜分やぶんたふうへあがつて、つきひざまづき、ほしをがんで
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その鉄の戸は厳しく閉め切ってありまして、いくら王子の身でも、それを夜分やぶんに開かせることは出来ませんでした。
お月様の唄 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
夜分やぶんには彼らもずいぶん里近くを通りました。その方がみちが楽であったことは、彼らとても変りはないはずです。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)