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もヽえ
ふりがな文庫
“もヽえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
桃枝
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桃枝
(逆引き)
二三度
喚
(
よ
)
んで見たが、阿母さんは
桃枝
(
もヽえ
)
を
負
(
おぶ
)
つて大原へ出掛けて居無かつた。貢さんは火鉢の
火種
(
ひだね
)
を
昆炉
(
しちりん
)
に移し
消炭
(
けしずみ
)
を
熾
(
おこ
)
して
番茶
(
ばんちや
)
の
土瓶
(
どびん
)
を
沸
(
わか
)
し、
鮭
(
しやけ
)
を焼いて
冷飯
(
ひやめし
)
を食つた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
ね、貢さん、阿母さんや此の
脊中
(
せなか
)
の
桃枝
(
もヽえ
)
が
頼
(
たよ
)
りにするのはお前
一人
(
ひとり
)
だよ。
阿父
(
おとう
)
さんはあんな
方
(
かた
)
だから
家
(
うち
)
の事なんか
構
(
かま
)
つて下さら無い。此の
下間
(
しもつま
)
の
家
(
うち
)
を興すも
潰
(
つぶ
)
すもお前の量見
一
(
ひと
)
つに在る。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
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