“もちつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
餅搗81.8%
持慣9.1%
餅舂9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煤掃すすはきも済み餅搗もちつきも終えて、家の中も庭のまわりも広々と綺麗きれいになったのが、気も浮立つ程嬉しかった。
守の家 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
へえゝこれがお猪口ちよこ……ウンナ……手には持慣もちつけてますが、うま出来できてるもんですな、ヘヽヽ、これはお徳利とくり成程なるほどなかからおさけが出るんで、面白おもしろいもんですな。
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
但東京の屋敷にたのまれて餅を搗く家や、小使取りに餅舂もちつきに東京に出る若者はあっても、村其ものには何処どこ師走しわすせわしさも無い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)