“もちだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
持出97.4%
持田2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
敵もさる者、島影を小楯にとって、ち四五台の機関銃を持出し、豆をるような音を立てながら必死になって応戦し始めた。
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
更に雪明りでしてると、土間の隅には二三枚の荒莚が積み重ねてあったので、お葉は持出しての上に敷いた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二度目にこの男といましたのは、それから三日後のことでありまして、名古屋お城下は水主町、尾張様御用の船大工の棟梁持田という苗字を許されている八郎右衛門というお方の台所口で。
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)