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めんばく
語句 | 割合 |
面縛 | 50.0% |
綿邈 | 25.0% |
緬邈 | 25.0% |
なお且つ震いおののける先の
状には引変えて、見る見る囚徒が
面縛され、射手の第一、第二弾、第三射撃の
響とともに、囚徒が固く食いしぼれる唇を
洩る鮮血の、細く、長くその胸間に垂れたるまで
故、太素は
杳冥たれども、本つ教に因りて
土を
孕み島を産みたまひし時を
識り、元始は
綿邈たれども、先の聖に
頼りて神を生み人を立てたまひし世を
察にす。
紅塵万丈の
熱鬧世界を遠く白雲
緬邈の地平線下に委棄し
来って、悠々として「四条五条の橋の上」に遊び、「
愛鷹山や富士の
高峰」の上はるかなる国に
羽化登仙し去るのである。