“めお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雌雄62.5%
女男37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芳紀とし正に二八にはちながら、男女おとこおんな雌雄めおの浪、権兵衛も七蔵も、頼朝も為朝も、立烏帽子たてえぼしというものも、そこらのいわおの名と覚えて、崖に生えぬきの色気なし、なりにもふりにも構わばこそ。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そとから舞い込んで来たらしい、雌雄めおの黄蝶がもつれ合いながら、襖へ時々羽を触れては、幽かな音を立てていた。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
女男めおのはらから達。いざ、今く行かむ。
……ほほうそれでは梶子殿には、松浦という若い武士と、女男めおの人形とやらを警護して一緒に旅するというのだね。
猫の蚤とり武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)