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雌雄
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めお
ふりがな文庫
“
雌雄
(
めお
)” の例文
それから
是
(
これ
)
とやや似た問題で、二つの
蛇
(
へび
)
を持ってきて
雌雄
(
めお
)
をくべつして見よといったこと、これは
印度
(
いんど
)
でできたという『
雑宝蔵経
(
ぞうほうぞうきょう
)
』にも出ている。
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
野尻と須原を隔てている峠道まで来た時に、道の横手の雪の原で
雌雄
(
めお
)
の狼が
交尾
(
つが
)
うと見えて雪を蹴散らして狂っているのに彼は思わず眼を付けた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
芳紀
(
とし
)
正に
二八
(
にはち
)
ながら、
男女
(
おとこおんな
)
も
雌雄
(
めお
)
の浪、権兵衛も七蔵も、頼朝も為朝も、
立烏帽子
(
たてえぼし
)
というものも、そこらの
巌
(
いわお
)
の名と覚えて、崖に生えぬきの色気なし、
形
(
なり
)
にも
態
(
ふり
)
にも構わばこそ。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そとから舞い込んで来たらしい、
雌雄
(
めお
)
の黄蝶がもつれ合いながら、襖へ時々羽を触れては、幽かな音を立てていた。
仇討姉妹笠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ぽかぽかと暖い夜の空気……甘く鼻を
搏
(
う
)
つ野草の匂……
雌雄
(
めお
)
の夜烏の
睦言
(
さざめごと
)
……。
死の復讐
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“雌雄”の意味
《名詞》
動物の雄と雌。
優劣や勝敗。
(出典:Wiktionary)
雌
常用漢字
中学
部首:⾫
14画
雄
常用漢字
中学
部首:⾫
12画
“雌雄”で始まる語句
雌雄蕊
雌雄一対
雌雄同株