“みはる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三春50.0%
見迥25.0%
見張12.5%
躬治12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戊辰ぼしん内乱(二十歳)に当っては民兵を組織して三春みはる藩論を「帰順」に導き、暗転して維新となるや、若松県ついで三春藩の微官(準捕亡・捕亡取締役)にされ、副区長に転じ
加波山 (新字新仮名) / 服部之総(著)
筒井はもう猶予できずに姉弟に家にはいるようにいい、とり急いで塗籠くらの階上にのぼって行った。その重いほこりの深い扉を開けると、門前一帯が見迥みはるかされた。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
住職も非常に困って檀家だんか狩集かりあつめて見張みはるとなると、見ている前で、障子がめらめらと、燃える、ひゃあ、ととびついて消す間に、うつばりへ炎が絡む、ソレ、と云う内羽目板から火を吐出ふきだ
一寸怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私はふいと、中學生の時分に、「迦具土かぐつち」と云ふ服部躬治みはるの歌集の中で讀んだことのある一首の歌を想ひ起して、それを口のうちで繰り返した。———
二月堂の夕 (旧字旧仮名) / 谷崎潤一郎(著)