“みねみね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
峯々25.0%
峰々25.0%
嶺々25.0%
峰峰12.5%
連峰12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むし廬山ろざん峯々みねみねのように、種々の立ち場から鑑賞され得る多面性を具えているのであろう。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
背後には、青空をくっきりとかくした、峰々みねみね紫紺しこん山肌やまはだ、手前には、油のようにとろりと静かな港の水、その間に、整然とたち並んだ、白いビルディング、ビルディング、ビルディング。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
たみ作業なりはひをたのしむあまりに、春は花のもとやすらひ、秋は錦の林をたづね、しらぬ火の筑紫路つくしぢもしらではとかぢまくらする人の、富士筑波の嶺々みねみねを心にしむるぞそぞろなるかな。
今日見れば唯だ水いろにけぶるなり旅順の空のまろ峰峰みねみね
はたまた連峰みねみね澤野さはの雪降り敷く
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)