“みちびき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
88.9%
導者11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さては我をみちびきたる也と熊のさりし方を遥拝ふしをがみかず/\礼をのべ、これまつたく神仏の御蔭おかげぞとお伊勢さま善光寺ぜんくわうじさまを遥拝ふしをがみうれしくて足の蹈所ふみどもしらず、火点頃ひとぼしころ宿へかへりしに
われは兩三度旅亭の浴槽に浴したる後、みちびきを得て靈效神の如しといへる川原の湯に赴かんとしつ。川に沿ひたる岩を傳ひて、一町程行けば、半桁の獨木橋弓の如く架りてあり。
日光山の奥 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
又国にほふし尼無し、是に於いて汝が父多須那たすな橘豊日たちばなのとよひの天皇(用明天皇)の為に出家いへでし、仏法をつつしゐやまひたり、又汝がをば島女しまめ初めて出家して、諸尼の導者みちびきとして、釈教ほとけのみのり修行おこなふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)