“みけしき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミケシキ
語句割合
御気色93.9%
御氣色6.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だってあの御気色みけしき御覧ごろうじろ、きっとあれだ、ちげえねえね、八丁堀で花札ふだが走った上に、怨み重なる支那チャンチャンと来ちゃあ、こりゃおごられッこなし。」
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
翌建仁元年四十歳のとき、『千五百番歌合』のための百首を献じて、殊によろしき由の御気色みけしきを賜わった。間もなく和歌所が設置されて寄人よりうどに加えられた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
思ひ入りたる小松殿の御氣色みけしき、物の哀れを含めたる、心ありげのことば端々はし/″\も、餘りの忝なさに思ひ紛れて只〻感涙にむせぶのみ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
御氣色みけしきいとゞうるはしくいますが如くおもほえて
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)