“ぼうじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
傍人73.3%
旁人13.3%
暴人6.7%
鉾刃6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒気を帯びて新道の店に来り、入場料を払ひて場内に入りしが、突然彼の鱷を飼養しあるブリツキ盤に近づき、傍人ぼうじんに一語を交へずして鱷の口内に闖入せり。
旁人ぼうじんに是非を語らるることを免る
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その後暴人ぼうじん江戸市街しがい横行おうこうし、良家りょうか闖入ちんにゅうして金銭をかすむるのうわさありし時も、先生すこぶる予が家を憂慮ゆうりょせられ、特に塾員じゅくいんめいじ、きたって予が家に宿泊しゅくはくせしめ、昼夜ちゅうや警護けいごせられたることあり。
「起てよ、わが百万の鉾刃ぼうじん。——何ぞ、蜀の傍若無人なる。彼をして無事に、漢中王の名を僭称させておいては、身禁門を擁護する曹操として、何の面目やある」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)