“ほとけづく”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
仏造	50.0%
佛造	50.0%

仏造

与平（よへい）という親仁（おやじ）は、涅槃（ねはん）に入（い）ったような形で、胴（どう）の間（ま）に寝ながら、仏造（ほとけづく）った額（ひたい）を上げて、汗だらけだけれども目の涼しい、息子（せがれ）が地蔵眉（じぞうまゆ）の、愛くるしい、若い顔を見て、嬉しそうに頷（うなず）いて

三尺角 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

佛造

與平（よへい）といふ親仁（おやぢ）は、涅槃（ねはん）に入（い）つたやうな形（かたち）で、胴（どう）の間（ま）に寢（ね）ながら、佛造（ほとけづく）つた額（ひたひ）を上（あ）げて、汗（あせ）だらけだけれども目（め）の涼（すゞ）しい、息子（せがれ）が地藏眉（ぢざうまゆ）の、愛（あい）くるしい、若（わか）い顏（かほ）を見（み）て、嬉（うれ）しさうに頷（うなづ）いて

三尺角 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花(著)