“ほうこうにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
奉公人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちにはへん奉公人ほうこうにんを置きまして、馬鹿ばかな者を愛して楽しんでゐるといふごく無慾むよくな人でございました。長
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
一年とさだめたる奉公人ほうこうにん給金きうきんは十二箇月のあひだにも十兩、十三月のあひだにも十兩なれば、一月はたゞ奉公ほうこうするか、たゞ給金きうきんはらふか、いづれにも一ぽうそんなり。其外そのほか不都合ふつがふかぞふるにいとまあらず。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
春琴の強情と気儘きままとはかくのごとくであったけれども特に佐助に対する時がそうなのであっていずれの奉公人ほうこうにんにもという訳ではなかった元来そういう素質があったところへ佐助が努めて意を
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)