“ほい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本意58.6%
布衣33.3%
宝飯5.7%
補遺2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「これだけいうても理不尽に、拙者に斬りかかるとならば、えんりょはいたさぬ。斬るぞ! 本意ほいではなけれども、拙者も斬るぞ!」
亡霊怪猫屋敷 (新字新仮名) / 橘外男(著)
果は濡羽ぬれは厚鬢あつびん水櫛みづぐしあてて、筈長はずなが大束おほたぶさに今樣の大紋だいもん布衣ほいは平生の氣象に似もやらずと、時頼を知れる人、訝しく思はぬはなかりけり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
宝飯ほい郡の小坂井こざかいにある菟足神社うたりじんじゃで売る風車かざぐるまは甚だ味の富んだ郷土玩具の一つであります。三州の有名な花祭はなまつりに用いる「ざぜち」と呼ぶ切紙も見事な出来栄を見せます。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
つまり書を読むということも、日記を書くということも、一つの技術となッて、技芸となッて、それを以て自分の衣食の補遺ほいとしようという者はいまだいやしい。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)