補遺ほい)” の例文
一冊の補遺ほいをかねた著者随感の添加されるぐらいなことは、あった方がむしろ自然で、また主巻を読まれた人々の興をたすけもしようなどといわれて、ではと
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つまり書を読むということも、日記を書くということも、一つの技術となッて、技芸となッて、それを以て自分の衣食の補遺ほいとしようという者はいまだいやしい。
人格の養成 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)