“へんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遍参50.0%
貶竄50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日の影九六さるにかたぶくころ、快庵禅師寺に入りて九七しやくならし給ひ、遍参へんざんの僧九八今夜こよひばかりの宿をかし給へと、あまたたびべども九九さらにこたへなし。
一六遍参へんざんの僧今夜ばかりの宿をかり奉らんとてここに人を待ちしに、おもひきやかくあやしめられんとは。一七やせ法師の強盗などなすべきにもあらぬを、なあやしみ給ひそといふ。
〔評〕幕府ばくふ南洲にわざはひせんと欲す。藩侯はんこう之をうれへ、南洲を大島おほしまざんす。南洲貶竄へんざんせらるゝこと前後數年なり、而て身益さかんに、氣益さかんに、讀書是より大に進むと云ふ。