“ぶとうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
舞踏会95.0%
舞蹈会5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間にんげんでもそうであるように、まれには、仲間なかまどうしだけで、宴会えんかいひらきたいものです。うみ男女だんじょかみたちは、きゅうに、舞踏会ぶとうかいもよおすことになりました。
海の踊り (新字新仮名) / 小川未明(著)
これまでクッラベルイに来たことのないものは、この運動会うんどうかいぜんたいがどうして「ツルの舞踏会ぶとうかい」と呼ばれているかが、いまはじめてわかりました。
何だ? これがダンスと云うものなのか? 親をあざむき、夫婦喧嘩げんかをし、さんざ泣いたり笑ったりした揚句の果てに、おれが味わった舞蹈会ぶとうかいと云うものは
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
このユスタスと云う男は、マッカネル以上に不愉快な奴で、ナオミの御機嫌を取ることが実に上手で、一度私は、腹立ち紛れに、舞蹈会ぶとうかいの時此奴こいつなぐったことがあります。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)