“ふみのば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏延50.0%
蹈伸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこには紺サージの服を着た男が、仰向に椅子にもたれたまま、ダラリと四肢てあし踏延ふみのばしている。私は少時、棒立になって立竦んでいたが、怖々ながら側へ寄って顔を覗込んだ。
日蔭の街 (新字新仮名) / 松本泰(著)
ラクダルは無言むごんのまゝ手眞似てまね其處そこすわらした。親父おやぢ當前あたりまへすわる、愚息せがれはゴロリころんであし蹈伸ふみのばす、この臥轉ねころかた第一だいゝち上出來じやうできであつた。三人さんにんそのまゝ一言ひとことはつしない。
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)