“ふたりづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二人連75.0%
両人連25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よつてしからぬ二人連ふたりづれを、畜生ちくしやう蝦蟆賣がまうりめ、とふ。たゞし蝦蟆がま赤蛙あかがへるなり。蝦蟆がまや、蝦蟆がんまい。——そのあとから山男やまをとこのやうな小父をぢさんが、やなぎむしらんかあ、やなぎむしらんかあ。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ある、十二、三になったおとこが、二人連ふたりづれでやってきました。
花と人の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
松の木の側に青面金剛せいめんこんごうという石が建って居ります所に、両人連ふたりづれの者が𢌞し合羽を着て、脚半草鞋に旅荷を側へ置いて、摺火すりびで頻りに煙草をんで居りますのを、多助が見掛けまして
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)