“ふたりづれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
二人連92.9%
二人伴7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土筆つくしばう二人連ふたりづれで頭をもたげるやうに、偉い主人は屹度きつと秀れた家来を連れて出るものなのだ。熊本の名君細川霊感公の家来に堀勝名かつなが居たのもちやうどそれである。
聞いてみて、いもとが兄の下宿へ行くところだということがわかった。三四郎はまたきれいな女と二人連ふたりづれで追分の方へ歩くべきよいとなった。日はまだまったく落ちていない。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
思ったより自分に好意をもってくれた天候の前に感謝して、汽車を下りた津田は、そこからすぐ乗り換えた電車の中で、また先刻さっき会った二人伴ふたりづれの男を見出した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)