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ふきたつ
ふりがな文庫
“ふきたつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
吹立
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吹立
(逆引き)
蚊いぶし火鉢に火を取分けて三尺の椽に
持出
(
もちいだ
)
し、拾ひ集めの杉の葉を
冠
(
かぶ
)
せてふうふうと
吹立
(
ふきたつ
)
れば、ふすふすと
烟
(
けぶり
)
たちのぼりて
軒場
(
のきば
)
にのがれる蚊の声
悽
(
すさ
)
まじし
にごりえ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
蚊
(
か
)
いぶし
火鉢
(
ひばち
)
に
火
(
ひ
)
を
取分
(
とりわ
)
けて三
尺
(
じやく
)
の
椽
(
ゑん
)
に
持出
(
もちいだ
)
し、
拾
(
ひろ
)
ひ
集
(
あつ
)
めの
杉
(
すぎ
)
の
葉
(
は
)
を
冠
(
かぶ
)
せてふう/\と
吹立
(
ふきたつ
)
れば、ふす/\と
烟
(
けふり
)
たちのぼりて
軒塲
(
のきば
)
にのがれる
蚊
(
か
)
の
聲
(
こゑ
)
凄
(
すさ
)
まじゝ
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
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