“びんぼう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貧乏98.9%
鬂傍1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貧乏びんぼうながら、こせつかずにくらしてゐたことはとぼしきまゝのうたて、いかにもひとなつかしい、善良ぜんりようなこの歌人かじん性質せいしつおもはれます。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
木こり夫婦ふうふはたいへん貧乏びんぼうで、その日その日のパンもなく、子どもになにを食べさせたらよいか、とほうにくれるほどでした。
彼はつねに帽の鬂傍びんぼうに何か花をす習慣を身につけていたので河北かほくの人は彼を、一枝花いっしか蔡慶さいけいとも呼びならわしていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)