“ひんがし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
76.9%
東方23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西の海東の山路、かなたこなた巡りましつつ、あきらけくおさまる御世の、今年はも十あまり三とせ、瑞枝みずえさす若葉の夏に、ももしきの大宮人の、人さはに御供みともつかへて、ひんがしみやこをたたし
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あかっちゃけた山骨に、偃松の緑をね合せて、峻厳なる三角塔につぼんで、ひんがしの天に参している、その迂廻した峰つづきの、赤沢岳の裏地は、珊瑚さんごのように赤染めになっている、振りかえれば
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)