“ひみこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒミコ
語句割合
卑弥呼75.0%
卑弥乎25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本国の始まりはアマテラス大神おおみかみで、下って卑弥呼ひみこという女の王様が九州で幅をきかせていたよしであり、当今デモクラシーの新日本となってたちまち三十何人だかの婦人代議士が現れ
インチキ文学ボクメツ雑談 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
反絵はんえは閉された卑弥呼ひみこの部屋の前に、番犬のようにかがんでいた。前方の広場では、兵士つわものたちが歌いながら鹿の毛皮をいでいた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
山門やまとはもうまし耶馬台やまと、いにしへの卑弥乎ひみこが国、水清く、野の広らを、稲ゆたに酒をかもして、菜はさはに油しぼりて、さちはふや潟の貢と、うづの貝・ま珠・照るはた。見さくるやわらべが眉に、霞引く女山ぞやま・清水。
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)