“ひとりむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
52.6%
灯取虫26.3%
火取虫15.8%
燈蛾5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真白まっしろ灯取虫ひとりむしがばたばた羽をあてる風情であった。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
髑髏の目からは火取虫ひとりむしが一つひらひらと空中へ昇ってく。それから又三つ、二つ、五つ。
誘惑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
さてくれなんとするにいたれば、みな水面すゐめんにおちいりてながれくだる、そのさま白布しらぬのをながすがごとし。其蝶のかたち燈蛾ひとりむしほどにて白蝶しろきてふ也。