“あかりとり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
明取60.0%
採光窓20.0%
灯取虫20.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最一もひとツ六畳が別に戸外おもてに向いて居て、明取あかりとりみんなで三げんなり。
処方秘箋 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
台所へ来てみたら、其処はもう雨漏りどころの段ではない——明取あかりとりや建付の悪い戸口から自由に吹き込む嵐のために、床板は無論のこと、壁も釜も庖丁も一様に濡れてギラギラしてゐた。
竹藪の家 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
そこには、姉妹の室で見たと同じ採光窓あかりとりが床にあいていて、その上を太い粗目あらめの金網で覆うてあった。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
では、読まなかった先を続けますから、聞いて下さい。——私が自然の事物の中から導体になるものを選んだのは、ふとした発見からです。床の採光窓あかりとりから覗いて、それが外壁の回転窓にある朱線にまで達した時、後何分経てば下の動力線に触れるか? 数回に渉って実験した結果、その時間に正確な測定をとげることが出来ました。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
あゝ降出して来て困るだろうと思って居ると、ドーと吹込む風に灯取虫あかりとりでも来たか行灯あんどうの火を消して真暗まっくらになりましたから、おくのは手探りで火打箱は何処にあるかと台所へ探しに参った。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)