“粗目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらめ80.0%
ざらめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
床には粗目あらめのズックようのものが敷いてあって、その上に不用な調度類が、白い埃を冠ってうず高く積まれてあった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
三幕目には客間の一部分丈けが開いてゐて、他は何か黒つぽい、粗目あらめの掛布のかけてある屏風で隱されてあつた。
彼処あすこが好いのさ。そうしてジャリッと粗目ざらめが歯に当るところは何ともいえないと此処の人は言っている。東京のはパク/\していて宛然まるで食パンのようだよ」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)