“ひとの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一呑69.2%
一伸23.1%
一嚥7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんでこんなおおきなしろ寝所ねどこなもんか、これはやがて、四こくしゅうはおろか、東海道とうかいどう浜松はままつ小田原おだわらも、一呑ひとのみに併呑へいどんしようとする支度したくじゃないか
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
局長は白鞘しろざやの短刀を腰にさしている。あと舷側まで、ほんの一伸ひとのびだ。おそれているわけではないが、胸が躍る。局長は、ひょいと身体をかるく浮かして、舷側に手をかけた。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
今象がファッツを追うて走る途上、餅の香りが余り高いのでちょっとめ試みると至って甘いから何の考えもなく一嚥ひとのみにやらかしながらファッツに追い付いた